クレタ島の古代文字のオリーブ
35年にわたりオイルなど化学分析の世界で活躍しているというギリシャの化学者からギリシャのオリーブの話を聞く機会があった。
そのプレゼンテーションの中で気になったのが「クレタの線文字のオリーブ」という言葉。
インターネットをググルと、「先史時代のクレタで用いられていた最も古い文字があり、その多くが人体や動植物,道具などを象ったかなり具象性の強い文字だと言う。その発見者のエヴァンズ (A. J. Evans) によって「ミノア絵文字 (Minoan pictograph)」または「クレタ聖刻文字(Cretan hieroglyph)」と名づけられたと。(参考:世界の文字 クレタ聖刻文字)
更にネットをググルと、そのエヴァンスが1909年に著した著書「ミノア筆記体(SCRIPTA MINOA)」のPDFが見つかった。356ページの著書には、オリーブがいくつもあり、クレタ島での長いオリーブの歴史がここにあった。(図はPDFから抜粋)
左の円の中は、船とXとオリーブの枝と言う。
オリーブの枝
オリーブの品種コロネイキは、クレタ島の代表品種。小さい実が良質のオリーブオイルを作ることで知られる。
インターネットが、先史時代のオリーブを運んでくれる。